永遠の憧れ!GIBSONレスポール サンバーストの誕生秘話と歴史
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- 3月8日
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エレキギターの王様「GIBSONレスポール」。中でも、その美しいグラデーションが目を引く「サンバースト」カラーは、多くのギターリストにとって永遠の憧れです。今回は、そんなレスポール サンバーストの誕生秘話と奥深い歴史について紐解いていきましょう。
サンバースト誕生以前:レスポールの黎明期
1952年、ギブソン社は伝説のギターリスト、レス・ポール氏と共同で「レスポールモデル」を発表しました。当初は、ゴールドトップと呼ばれる金色のモデルのみでしたが、1950年代後半に入ると、ギブソン社は新たなカラーオプションを模索し始めます。
サンバースト誕生:偶然が生んだ芸術
1958年、ギブソン社はレスポールの新たなカラーとして「サンバースト」を発表しました。このカラーは、ギターの中心部から外側に向かって、黄色から赤、そして茶色へとグラデーションしていく美しい塗装です。
サンバースト誕生には、いくつかの偶然が重なっています。
アニリン染料の退色
当時、ギターの着色に使用されていたアニリン染料は、紫外線に弱く退色しやすい性質がありました。
このため、赤色の染料が退色し、黄色が残ることで、偶然美しいグラデーションが生まれたのです。
フレイムメイプルの採用
レスポールのボディトップには、虎杢(とらもく)と呼ばれる美しい木目が現れるフレイムメイプルが使用されています。
サンバースト塗装は、このフレイムメイプルの木目を際立たせる効果もあり、より一層ギターの美しさを引き立てました。
サンバーストの進化:多様なバリエーション
サンバーストは、その後のレスポールの歴史と共に進化を遂げ、様々なバリエーションが生まれました。
チェリーサンバースト
赤色の発色が強く、鮮やかな印象のサンバースト。
ヘリテージチェリーサンバースト
よりヴィンテージに近い色合いを再現したサンバースト。
アイスティーサンバースト
黄色と茶色のコントラストが際立つ、落ち着いた印象のサンバースト。
これらのバリエーションは、年代やモデルによって異なり、それぞれが独特の魅力を持っています。
サンバーストの魅力:時代を超えて愛される理由
サンバーストのレスポールは、その美しい外観だけでなく、独特のサウンドも魅力です。
唯一無二のサウンド
サンバーストのレスポールは、ロック、ブルース、ジャズなど、様々なジャンルの音楽で使用され、多くのギターリストに愛されてきました。
高い希少価値
特に1950年代のサンバーストのレスポールは、その希少価値の高さから、ヴィンテージギター市場で高値で取引されています。
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